2025/03/01 00:00

 

2020.2.25撮影

キレンジャク
 キレンジャクは稀に見られる冬鳥で、ヒレンジャクに混じってやって来る。数はヒレンジャクより少ない。群で生活をしており、物静かでほとんど鳴かない。たまにチリリリと鳴く。容貌は過眼線が鋭く、目つきが悪い。西条町の鏡山公園ではネズミサシの黒く熟れた実を選んで食べていた。

 同じ場所には2・3日しかいなくて、餌を食べつくすといなくなってしまう。なにしろ大群で生活しているので、沢山の木の実も瞬く間に食べつくされてしまう。キレンジャクは忘れた頃姿を現し、しばらくするといつの間にか姿が見えなくなってしまう。最近では2020年の2月に八本松町篠へ飛来したが、その後は姿を見ていない。

 キレンジャクは体形、容姿がヒレンジャクとそっくりであるが、キレンジャクの尾の先が黄色で、ヒレンジャクのそこは緋色をしている。体の大きさはモズとほとんど同じくらいでモズのように縦に止まる。体色は褐色で目のあたりが赤い。尾は短く先が黄色をしているのが識別のポイントである。

 キレンジャクやヒレンジャクは集団で生活しているが、物静かで騒がしさは感じられない。顔つきに似合わず、羽数も多いのに上品な生活をしている。

文・写真:理学博士 新名俊夫
2025年1月14日記