2024/09/17 00:00
※弊社発行フリーペーパー「タニシインフォメーション」vol.281 2023年4月号掲載から
2000年(平成12)に始まった介護保険。社長になった田河内秀子はいつ会社を辞めてもいいようにとケアマネジャーの資格を取得することにします。当時は看護師の資格を持っていれば一部の科目が免除(2018年に免除は廃止)されており、一夜漬けで試験に臨み見事合格。資格を取ってからは印刷の営業もしつつ、ケアマネのアルバイトをしたこともありました。
アルバイトをしている際、ケアプランを作成する時に「コード」と「単位」が必要だったので厚労省の資料から必要な部分のコピーをして使っていました。「不便だなぁ、皆どうしとるんだろう?」と思い、必要なところをピックアップして自分用に作成。それをケアマネの友達に便利だから使ってと配ったのが会社の売れ筋商品となる「介護サービスコード表」の原点です。
ケアマネのアルバイトも1年程で辞めており、2003年(平成15)に介護保険が改正する際には自作のコード表の存在も頭の片隅にしかありませんでした。ところがケアマネ時代の友達から電話があり、「あれがなければ困るから、変更があった分のコード表を作って!」と相談を受けました。その電話から「同じように困っている人は全国に他にもいるのでは?」との思いで「1万冊作って売っちゃろう!!」と目標を立て行動を起こします。(つづく)