2025/08/06 00:00
タニシインフォメーション vol.309 2025年8月号掲載
電線上で休むツバメ

2025年7月11日 17時43分
ツバメ
我が家前の電線にツバメが5羽休んでいる。それぞれおしゃべりをしながら忙しく羽繕いをしている。妻の呼びかけでカメラを抱えて家の南に位置するガレッジの先まで急いだ。ツバメは私には無関心でおしゃべりと羽繕いを続けている。
今年の初めからこの辺りは次々と宅地開発が進み、あれよあれよと言っている間に家が立ち並んだ。一区画40軒弱ほどの戸建である。最近の住宅は木造で入妻作りの家が多く、外装が黒色であるのが目立つ。
このように、今まで田んぼであったところが、立派な住宅地になり、モダンな住宅が立ち並んでしまうと、今年の夏のように“米”不足となっても、宅地を元のような田んぼに戻すことは不可能で、政府の備蓄米で何とかしのいだのだった。
きっと、ツバメたちも環境変化に驚き、過ごし難さを嘆いていることだろう。また、4月を過ぎて、今もコシアカツバメを見かけていない。どうした事だろう! この猛烈な暑さといい、環境変化が深刻化しているのではないかと、心配である。
文・写真:理学博士 新名俊夫
2025年7月12日記
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